正しい温泉入浴法講座

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温泉は間違った入浴をすれば、湯あたりや体調を崩す原因にもなりかねません。温泉旅行の計画の前に、その効能や入浴の手順、注意を知って、旅行先では芯からリラックス出来るようにしましょう。

温泉の適応症


体内機能を整え、病気や症状を改善させる働きです。

●一般的適応症
神経痛、筋肉痛、関節痛、頭痛、運動麻痺、打ち身、捻挫、痔、冷え性、疲労回復、ストレス解消、健康促進など

●泉質別適応症
◎切り傷、やけど……単純温泉、二酸化炭素泉、炭酸水素塩泉、塩化物泉(えんかぶっせん)、硫酸塩泉(りゅうさんえんせん)
◎慢性皮膚疾患………二酸化炭素泉以外全て
◎慢性婦人疾患………二酸化炭素泉、含アルミニウム泉以外全て
◎月経障害………塩化物泉(えんかぶっせん)、硫酸塩泉(りゅうさんえんせん)、含鉄泉(がんてつせん)、含銅鉄泉(がんどうてつせん)、硫黄泉

温泉の禁忌症


温泉に入ってはいけない病気や症状です。

●一般的禁忌症
急性疾患(特に発熱時)、活動性結核、悪性腫瘍、重い心臓病・貧血症、白血病、妊娠初期と末期、呼吸不全、腎不全、出血性の疾患など。

●泉質別禁忌症
◎一般的禁忌症に準ずる……単純温泉、二酸化炭素泉、炭酸水素塩泉、塩化物泉(えんかぶっせん)、硫酸塩泉(りゅうさんえんせん)、含鉄泉(がんてつせん)、含銅鉄泉(がんどうてつせん)、含アルミニウム泉、放射能泉
◎皮膚、粘膜の過敏な人……硫黄泉、酸性泉
◎高齢者、皮膚乾燥症………硫黄泉、酸性泉
◎下痢の人(飲用含む)……二酸化炭素泉、炭酸水素塩泉、硫酸塩泉(りゅうさんえんせん)、硫黄泉、酸性泉

入浴に際しての注意4か条


◆「飲酒後」「湯船で飲酒」は危険度大!

アルコールで血圧が不安定になり、脳貧血や転倒の危険があります。飲酒後は最低2時間は休憩を取りましょう。

◆食後も要注意!休んでから入浴しよう

胃腸を流れる血液量を減少させ、消化、吸収機能が低下。湯圧が胃腸の働きにも支障をきたすことがあります。

◆運動直後の入浴は、却って疲労の元に

筋肉に蓄積された老廃物を運ぶ血流が廻らず、疲労が取れにくくなります。最低30分後にしましょう。

◆運動直後の入浴は、却って疲労の元に

大量発汗、動悸が激しくなるなど、熱めの湯での長湯はさらに危険。額に汗をかく程度がおすすめです。
効能と注意点を押さえて、温泉旅行を存分に満喫しましょう♪

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